鉄筋挿入工を施すには大げさすぎる。
重機、削孔機、プラントを運び入れるスペースがない。
住宅地や街中において長期的に生活や交通を阻害してしまう。
河川敷の堤防に打設するため、セメントや削孔による河への濁水対策が懸念される。
山奥に点在する小規模現場だが、資材搬入及び移動で採算が合わない。
軽微崩壊に対する主な補強土工として最小の選択肢が鉄筋挿入工しか認知されていないため、
様々な理由で対策が見過ごされている崩壊及び崩壊危険個所が存在します。
ハルクアースアンカーは、削孔・セメント不要の補強土工としてオーストラリアで20年以上にわたって活用されてきました。 日本ではいつしかグラウト(セメントミルク)を利用する補強方法が大前提のようになっておりますが、 アースアンカーでも余裕をもって抑えることのできる崩壊は数多く存在します。
ユメテック(株)は、アースアンカーを日本に普及させてより多くの崩壊を防止するため、 施工会社、資材メーカー、大学と共同で研究・アレンジを進めております。
アンカー打設後、土中でアンカーヘッドをロックすることにより、 セメントを利用せずとも2倍の安全率を設定した上で 最大140kNの引張力を得ることが可能です。
削岩機やバックホウ、一般的な削孔機でも打設できるハルクアースアンカーの施工性の良さと補強効果の即効性は、 街中や急を要する工事において大きなメリットになります。