ハルクアースアンカー アンカーロッド(鋼棒)システム

鋼棒を利用したアースアンカーシステム

グラウトいらずの簡易的鉄筋挿入工

ハルクアースアンカーは、アンカーヘッドにクレビスを取り付けることで通常のロックボルト工や鉄筋挿入工のように鋼棒をテンドンとして利用することができます。

鋼棒を用いたハルクアースアンカーに通常の鉄筋挿入工と同じ頭部加工を行うことで、グラウトいらずの鉄筋挿入工を施すことが可能です。
鋼棒や専用のアンカーロッドを利用したモデルは、どのワイヤロープテンドンのタイプよりも補強力、耐食性に優れおり、Hシリーズのアンカーヘッドから取り付けに対応しておりますので、耐食性が求められる現場や、支線アンカーとしてより強度が求められる場合等、各場面や土質に応じて選択してください。

製造施工元の豪州では、アンカーヘッドの限界値が高いHGシリーズと組み合わせて掘削機等で打設し、斜面の表層滑りを抑える砂防対策として利用されております。

国外では広く法面の砂防対策として用いられている本工法ですが、日本で施工するにあたってその性能や特性は、当社が法面業者として実際に試験施工を実施しながら現在テスト中です。

もちろん、現在鉄筋挿入工で設計されている現場において単純に適用できるものではなく、そうした狙いはありません。しかしながら、鉄筋挿入工で設計されている現場すべてに従来通りの鉄筋挿入工を行うだけの必要があるのかどうか、また、鉄筋挿入工しか最小の選択肢がなく設計されなかったが、さらに下の選択肢があったら対策を行うべき現場はいくもあるのではないか。
そのような本来対策すべきだが見過ごされてきた現場への解決策として、ハルクアースアンカーと鋼棒の組み合わせは機能するはずです。